いつかの夏至まで 〜タイトル編〜
タイトルがなぜこれになったのか、神田さんはブログで疑問を抱いていたね。
ゆっくり話そうと思う。
神田さんは「このアルバムは湿度があるから、なんかそれっぽい感じにして欲しい」
と言ってきた。
最初は「何言ってんだこの人」って思ったけど次第に
「正気ですか、お父さん」って楽曲一個作る様な思考性が無いといけないじゃ無いかって、
気が付いて焦燥を感じている僕がコーヒーを飲んでいた。
コーヒーなのか、プレッシャーなのか、東海道線の電車のトイレで下した。
家に帰るなり、まあ考える。
仕事をしている最中も、練習している時も。
グチャアってなって一回全部曲を解体する事にした。
台湾轡虫
→女性の歌、夏、弱い自分、寂しさ、いつまでも後悔、いつまでも怒り
ミントアイス
→女性の歌、夏、SNS全ブロ、猫、何かできなかったのか
サイドミラー
→仲間の歌、爽やかさ、爽快感、車、ドライブ、思い出
ユメノハナシ
→女性、ワガママ、電話、欲望通りにいかない、いつまでも一緒にいたい
ふたつの月
→女性、帰ってこない、出来ることはなかったのか、会いたかった
カレーができたよ
→夏の海、カレー、暖かさ、人生の難しさ、少量の幸せ
雨に歌えば
→雨、自分、負けたく無い、俺は俺、いつかの自分も変わらない
ざっくり言うとこんな具合。
過去なのか、これからの事なのか、その時間軸の線が楽曲の中だとあやふやになってる気がした。
それとまるでそのあやふやさが陽炎みたいな
そしてこんなに忘れられない出来事が歌になってこれから半永久的にに残る
最悪、俺が死ぬまで残る
生きて輝いている内は残り続ける、まるで長くて鬱陶しい日照りみたく思えてきた。
日照りの一番長い日は「夏至」
ただちょっと固さがある、湿度を感じにくい。
だから陽炎みたいなあやふやさと、
きっといつかこの後悔や怒りが
終われますように
なんて無理な願いを込めて
いつか会おう、いつか叶える、またいつかの
「いつか」
最後まで、あの日まで、朝まで、君まで、
「まで」
それを合わせて
「いつかの夏至まで」と名付けたんだ。
これが思い付けた時、「もうこれだろ笑」とまで思った。
そんな自信作なのだ。
分かって頂けただろうかね
とりあえずまた、いつかの夏至については多く書きたい
また